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タマネギ等ネギ属の持つ効果について研究されている西村先生インタビュー

タマネギやニンニクなどネギ属の研究に従事し、タマネギ博士とも呼ばれている北翔大学学長(元東海大学副学長)の西村弘行先生に、タマネギと男性ホルモンの研究についてお伺いしました。

男性ホルモンが低下すると、どのような障害が起きるのでしょうか?

男性ホルモンは筋力の維持や行動性、性欲などをつかさどります。20歳代に最も分泌され、その後、加齢とともに徐々に分泌が減っていきます。ストレスなどが原因でその分泌量が普通の人よりも減ることで、意欲の減退や、動悸・息切れ、勃起障害が起きます。これは、男性更年期障害(LOH、ロー、加齢男性性腺機能低下)症候群とも呼ばれ、加齢に伴う臨床的・生化学的症候群で、血中テストステロン低下に特徴付けられており、潜在患者数はおよそ250万人、低テストステロンの人は約600万人と推定されています。

男性ホルモン(テストステロン)を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?

テストステロンの増加には、ストレスを軽減し、睡眠・運動など健康的な暮らしを送ることが大切です。更に私は、効果の期待できる方法として、タマネギやニンニクなどのネギ属に注目しました。そして血中のテストステロン誘導物質を解明するとともに、さらに有効な加工技術を確立しました(特許第4172488)。

タマネギと男性ホルモン(テストステロン)にはどのような関係があったのでしょうか?

タマネギ抽出物のテストステロン増加効果について、老化促進モデルマウスを用いて実験を行いました。具体的にはタマネギ濃縮エキスを4か月間自由飲水させ、非投与群と比較しました。すると、タマネギ成分にテストステロン増加効果があることが明らかになり、非投与群と比べ、タマネギ濃縮エキス投与群の血中総テストステロンの値は約2倍になるという結果となりました。

さらに、タマネギ濃縮エキスを分析をしたところ、その成分を含硫アミノ酸(タマネギのアリイン類)と特定することができました。

男性ホルモン(テストステロン)を増やすための、タマネギの効果的な摂取方法を教えてください。

タマネギを新鮮な状態でカットすると、酵素が作用し、タマネギのアリイン類が分解されてしまいます。そのため、タマネギのアリイン類をできるだけ逃さずに摂取する方法は、電子レンジで約2分、丸ごと温めて酵素の動きを止めてから使うのがコツです。しかし、一般的な調理や加工によってタマネギから決まった量のアリイン類を摂取するのは難しいため、毎日定量を摂取するには、サプリメントなどによる摂取もおすすめします。

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